特別な雰囲気がある人を「オーラがある人」と表現することがあります。オーラはスピリチュアルな意味で、特別な力ととらえられる傾向もあります。また、本格的にオーラを視る透視能力者がいる一方で、気軽に「オーラの色」を撮影するマシンもあります。
様々なシーンで耳にする「オーラ」とは、どんなものでしょうか?主にオーラの色から解釈される点を、解説します。
オーラとは?
オーラ(Aura)の語源は、「微風」「朝のさわやかな空気」を意味するギリシャ語(αὔρα、アウラー)、または「風」「香気」「輝き」を意味するラテン語(aura、アウラ)とされます。
オーラは、実は特別な人だけにあるものではありません。生きている人間、動物、そして植物も持っているもので、「生命力」「エネルギー」を視覚化したものが「オーラ」と呼ばれます。
視覚的にとらえられるので、色について述べられることが多いですが、色以外の映像が含まれることもあります。
オーラは本来、「生体が発散するとされる霊的な放射体、エネルギー」と定義されます。肉眼の目では見えなくても、エネルギー的に実在するものとして認識されていて、科学的に計測する方法も模索されています。
人間や他の生物も、身体に微弱電流が流れているため、何かしらのエネルギーを身体が発していることは確かです。この電流などのエネルギーがオーラという説もあれば、それは疑似科学でオーラの説明にはならないという説もあります。ただし肉眼を超えた視覚でオーラを視ることができる能力者やヒーラーも世界中に多数存在し、彼らが視ているものを科学的に探求している機関もあります。
生きている存在に対する尊厳、生命への畏敬の念を私たち人間は普通に持っていますね。だからこそ、肉眼で見えなくても、またオーラを視る特別な感覚がなくても、オーラというエネルギーが存在することを受け入れられる人は多いでしょう。そして、肉眼で見えないため、人が「エネルギー」に対して感じる感覚から、オーラは「人が持つ雰囲気・存在感」という意味にも転じて使われてきました。
オーラは別の表現では、「エネルギー・フィールド(生命エネルギーの層)」とも言われます。生きている存在が持っている、生命エネルギーが、層として肉体の周囲に取り巻いていると認識されています。
オーラの7つの層
オーラは身体の周囲を取り囲むように存在しますが、その層はひとつだけではありません。通常、オーラには主要な7つの層があるとされ、身体に近い内側の層をさらに取り囲むように、その外側に7層になって存在します。
元NASAの科学者で著名なヒーラーのバーバラ・ブレナン女史は、このオーラの7つの層(ボディ)をこのように定義しました。
身体に近い方から、オーラの層は以下のように呼ばれています。
- エーテル界ボディ
- 感情界ボディ(低次の感情面)
- 精神界ボディ(低次の精神面)
- アストラル・ボディ
- エーテル・テンプレート
- 天空界ボディ(高次の感情面)
- ケセリック・ボディ(高次の精神面)
1~3の層は、私たちが日常的に生活する中で関わることが現れる層で、物質的な状態が現れます。5~7は高次の状態で、人の魂やスピリチュアルな状態が現れます。4のアストラル・ボディは、その中間にあり、物質面と精神面をつなぐ層です。夜、夢を見ている時も、私たちはアストラルボディの状態にあるとされます。
最も身体に近い層は、身体の外側数cmのところから身体を取り囲んでおり、外側の層は身体の1メートル程外側に視えます。中には数メートル先まで広がるオーラを持つ人や、そのオーラが視えるクレヤボヤント(透視能力者)も存在します。どんな人でも、心身の状態によって、オーラの大きさはある程度変化します。
オーラには色はある?
オーラを視る人の多くは、オーラを色として視ます。オーラはエネルギーの一種ですが、色もまた特定の波動を持っており、エネルギーに対応しているためです。
オーラの7つの層の中にそれぞれ、異なる色として視られます。
ゲームセンターなどでは「オーラ写真」を撮影するマシンがあります。体の周囲に、靄(もや)のように色がついたオーラを撮影するものということですが、これは、機械のセンサーで、人間が発している電磁エネルギーを取得し、色として表現されたものです。そのため、肉体的な状態が色として表されています。
一方、透視能力者がオーラの中に視る色は、肉体的な状態の色はもちろん、感情レベル、精神レベル、魂レベルなど、オーラ写真が感知できないレベルの情報も含まれます。
色以外にオーラに見えるもの
オーラは各層にその人の特質が現れますが、各層によって現れてくる意味合いが異なります。
身体に違い層ほど、身体的な特性が現れ、次に感情的な側面、遠くなるほど精神的な側面や家系・過去生から引き継いだカルマ的な傾向、また魂の傾向が現れるとされます。
オーラの層の中には、その時にその人に影響を与えているものが映像として視えることがあります。本人が意識を向けている人や事柄、また無意識でも影響を与えられている人物や事柄が現れ、クレヤボヤント(透視能力者)はこうした映像も見ることで、本人の現在の状況を見ていきます。
さらにオーラは、人によって、またその時のその人の状態によって、大きさ(広がり)が変わってきます。人が人に対して感じる雰囲気と同じように、存在力があり、健康でバイタリティにあふれている人のオーラは大きく、病気中や自信を喪失している人のオーラは小さくなりがちです。
精神的な修行をしたスピリチュアルリーダーや、カリスマ性を持つ人物のオーラは、特別に大きいこともあります。
オーラの持つ色の意味
可視光線の「色」は、光の波長(スペクトラム)の違いによって各色が現れます。オーラの中に見える複数の色は、オーラの中の異なる波長(周波数)を見てるということです。
色の原理と、オーラの中に視える各色が持つ意味を、ご紹介します。
色のエネルギー的な原理
人が「色」と感じるものは、実は、光に含まれる波長の違いによるものです。色のついた物を見た時、その物自体に色がついていると思いがちですが、これは科学的には正しくありません。色は、光のある中でしか感知されず、暗い中では色は見えません。そして物の色は、光が当たった際にその物が吸収できなかった波長が外側に現れ、その波長に対応した色が「色」として感知されます。
つまり、色とは、光の「波長」なのですね。この波長の違いを、人の目は「色」として感じます。
日光に含まれる「可視光線」は、波長の長短によって、赤から紫までグラデーションで人に感知されます。可視光線の中で、最も波長が長い(周波数が低い)のが赤で、最も短い(周波数が高い)のが紫です。
そして周波数が高いほうが、エネルギーが高い、とされます。
7つのチャクラに対応した各色は、この可視光線のうち、波長が長いものから短いものまで、体の下位のチャクラから上位のチャクラに対応しています。
虹の七色も、チャクラの色に対応しており、虹の外側の赤から、内側の紫までが見えます。
オーラの各色の解説
オーラの色の意味は、チャクラの意味と関連づけることができます。色ごとに固有のエネルギー、意味合いがあり、主に人の心身の状態、感情面が現れます。
虹は可視光線の色がグラデーションで見られるものですが、日本では「紫、青紫(藍)、青、(青緑)、緑、(黄緑)、黄、黄赤(橙)、赤」の7色が、虹の色とされます。これはチャクラの色と相関関係があるのが、興味深いですね。
色や人の持つ波長が、エネルギー的に対応した意味を持つと考えられます。
チャクラと関連した7色の意味は、以下の通りです。
- 赤(第1チャクラ):
生命力、情熱、行動力、パワー、グラウンディング、激しい感情、怒り、火のようなエネルギー、具体的な行為でのリーダーシップ、心の作用「緊張」
*アファーメーション「I am.(私は存在する)」=存在そのもの - オレンジ(第2チャクラ):
生命力、楽しさ、社交性、創造力、新しいものへの積極的な興味
*アファーメーション「I feel.(私は感じる)」=情動的な感受性 - 黄(第3チャクラ):
意志、個性、楽観性、好奇心、遊び好き、分析的思考
*アファーメーション「I do.(私は行う)」=行為、行動力 - 緑(第4チャクラ):
健康、回復力、成長、自然とのつながり、バランス感覚、深い愛情、慈悲
*アファーメーション「I love.(私は愛する)」=普遍的な愛 - 青 または 水色 (第5チャクラ):
知性、知的好奇心、表現力、言葉を使ったコミュニケーション、誠実さ、献身、心の作用「安心感」
*アファーメーション「I speak.(私は話す/語る)」=会話、発話、伝えること - 藍・紺(第6チャクラ):
精神性、知性、冷静さ、洞察力、内省、直観、思索、透視能力
*アファーメーション「I see.(私は見る)」=視力、観察 - 紫(第7チャクラ / 白の場合もあり):
高い精神性、高貴さ、宗教性、神秘性、理想、精神的なリーダーシップ(スピリチュアルリーダー)
*アファーメーション「I understand.(私は理解する)」=高い視点での理解、認識
オーラの色を見る時、ひとつの色に対して、色を見るいくつかのポイントがあります。具体的には以下のようなポイントです。
●色味/彩度の違い(明るい色味と、暗い色味)
それぞれの色は、明るく鮮明な色と、暗く濁った色へ、段階的な色味/彩度の違いがあります。この色味の違いは、各色の意味がポジティブに現れているか、ネガティブに現れているかを示します。色の意味合いが過度になりすぎて、バランスを失い、ネガティブな形として現れることもあります。
例えば、赤は生命力や情熱ですが、暗く濁った赤なら、滞った生命力(病気)や、あやまった情熱(支配欲)、怒り、物質主義などを表します。暗い色でネガティブな現れになっているときには、本来の傾向のピュアなエネルギーを思い出しましょう。自分を浄化し、心身ともに癒すことで、オーラの色もピュアでクリアな色になるはずです。
●複数の色がミックスされた色合い
2つの色の中間の色味や、2つ以上の色が混じって見える色は、複数の色の意味が混在してます。
例えば、黄緑ならば、黄色の意味と緑の意味を共に持ちます。健康的な個人の意識と、エゴの消えた博愛精神がバランスよく統合され、健康的な人間関係が想像されます。また、若々しい意欲と人への暖かい気持ちが共に存在し、若い成長期のエネルギーが感じられます。
●色味によるエネルギーの傾向の違い(暖色系と寒色系)
赤、オレンジ、黄色の暖色系のオーラは、物質社会で生きていく強さやパワーを、また個人的な生活の豊かさを追求し、こうしたパワーを関わる人々にも与えるでしょう。青、藍、紫色の寒色系のオーラの人は、物質生活を超えた精神的な生き方をすることで、スピリチュアルリーダーになりやすい人です。
どちらが良いというわけではなく、人の個性が様々であるように、どちらのオーラの色のタイプも、さまざまなシーンで生かされるものです。
●ニュートラルな緑色
緑は暖色系と寒色系の中間にあり、その両方の性質を持ちます。物質社会に生きながら、精神的な生き方も理解できるバランスの取れた人です。そのベースにあるのは「愛・博愛」の精神で、自分自身が満たされている人が多いでしょう。そのため、人にも無条件の愛を与えられる人です。
チャクラに対応しないその他の色
チャクラに対応した色以外にも、オーラの中には様々な色が現れます。その中でも、白とゴールドは特別な意味があります。
・白:
白は可視光線のすべての色(虹の7色)をすべて含んだ色です。可視光線のすべての波長を反射すると、白に見えるのです。7色の絵の具を合わせても、白にはならないのでびっくりしますが、光の波長から見ると、すべての色を含んでいることになります。
「純白」のイメージから、何にも染まっていない純粋な状態をイメージしますね。逆の言い方をすれば、白いものは、吸収する波長の色がない=すべてはね返している、ということなので、やはり「純白」「潔癖」のイメージとつながります。
白のオーラの意味は、精神性、癒し、非常に物静かで、高次との強い霊的なつながりがあることを示します。人生の変化の中で、大きく自分が変わるときにも表れる色です。その変化は良い影響を与え、前向きに働き、聡明さがもたらされます。人が深い変化を経ているときに、そのエネルギー的な保護を表すのも、白のオーラです。
・ゴールド:
「金・銀・銅」と順位が付けられるように、ゴールドは最強、最上位を表す色です。豊かさやステータスも感じられます。ゴールドは色としてはオレンジ~黄色系ですが、光沢があるのがオレンジや黄色との違いです。「反射光があまり乱反射せず強い指向性を持つ」ことで、光沢感が出ます。
ゴールドのオーラは、最強と言われます。ベースのオレンジ~黄色が個性と関係していることから、ゴールドはそのさらに強い形、カリスマ性のある色とされます。
光沢があることから想像できるように、人に与える影響力も強く、他の人とは変わっていることも多いでしょう。人と違う部分が大きいので、孤立することもあります。自分らしさを発揮できる形を模索しながら、周囲とも摩擦しない生き方を探るのは、ゴールドの人にふさわしい生き方になるでしょう。
オーラの色は変わる?
オーラの色は、常に変わっています。特に、身体の近くに見えるオーラは肉体的な状態を表しているため、日々の体調や、心の変化がすぐに現れます。
変わりやすい色と、変わりにくい色があり、変わりにくい色ほど、本来の自分の個性、精神性や魂の色に近いと言えるでしょう。
その時の気分・体調で変わる
短い期間で変わるオーラの色は、日々の体調や、ちょっとした心の変化でも変わります。短期的な変化で表れているオーラの色は、このようなシーンで現れます。
- 赤
喧嘩をした直後など、怒りや強い感情を感じたとき。とても楽しくて興奮しているとき。ゲームなど勝負事で加熱しているとき。 - オレンジ
楽しい遊びをして気持ちが生き生きしているとき。特に楽しい仲間と交流して楽しんでいるとき。具体的な物をクリエイティブに作っているとき。新しく出会ったものに興味津々のとき。 - 黄
強い意志を持って何かにとりくんでいるとき。目標を定めようと集中しているとき。自分自身がどうしたいか自分に目を向けているとき。人と交渉してメリットを得ようとしているとき。パズルなど知的・分析的遊びをしているとき。 - 緑
健康状態がとても良いとき。自然の中で心身ともにリラックスしているとき。大好きな人やペットと一緒にいるとき。人のために何か役立とうとしているとき。子供の成長期。 - 青 または 水色
知性を使って作業しているとき。高度な知的好奇心を持っているとき。会話に熱中しているとき。言葉を使って説得・説明したり、理解してもらおうと努力しているとき(スピーチや企画発表など)。歌を歌っているとき。 - 藍・紺
精神性や知性に意識を向けているとき。抽象的・哲学的な事柄を洞察しているとき。冷静に世の中を見ているとき。瞑想しているとき(自分の感覚を見つめているとき)。 - 紫
宗教的なこと・神秘的なこと・死後の世界などを考えているとき。人生の目標や意味を考えているとき。瞑想しているとき(感覚を超えて超越的なものとつながっているとき)。自我(エゴ)の感覚から抜け出ているとき。
一時的にこのような状態にあるときは、頭の周囲などにこうした色が現れやすいのです。また、身体の不調や健康状態は、身体全体の周囲にその状態を表す色が現れます。
イライラしている、頭が疲れた、やる気がない、など、エネルギーがクリアでないと気づいたときは、落ち着いて、オーラの色の状態に意識を向けてみましょう。今の自分は、どんな色のオーラに感じるでしょうか?目を閉じて深呼吸をして、少しの間瞑想をすれば、ネガティブだと感じたオーラの色、また黒く濁った色味は徐々に消えて、明るくクリアなポジティブな色味に変化するでしょう。
長期的スパンで変わる
日々の体調変化ほど頻繁に変わらない、今の自分のメンタル面や精神面を表すオーラの色があります。肉体より少し離れた位置で見えることが多いでしょう。現在の自分の個性を表す、ベースカラーと言える色です。
その場合でも、数年から10年以上程度のスパンで、「自分のカラー」ともいうべきオーラの色が変わることがあります。様々な経験をして自分が深く変わったとき、精神的な気づきや変化を経たときなど、個性を表すオーラの色が変わっていきます。
長期的スパンで変わる色は、ゆっくりと本質的に変わっていくので、自分でも気が付かないことがあります。ふと、昔の自分を振り返ってみたときに「今の自分とは全然違うな」と思うこともあるでしょう。そういう時には、長期的なオーラの色が変わっているはずです。
例えば、元気いっぱい、何にでもチャレンジする性格だったのが、大失恋を経験して悲観的になってしまった。でもその後、より深い愛を求めて内側から変容していったとき。ベースのオーラの色は、オレンジから緑へ変化しているかもしれません。
海外に長く滞在した場合など、環境の変化によっても、基本のオーラの色が変わることがあります。日本の環境では、お互いに空気を読み思いやることが大切ですが、海外では自己主張が大切。寒色系のオーラだった人が、黄色系の自己主張の強いオーラになることもあるでしょう。
自分の基本的なオーラの色(オーラのベースカラー)
長期的に変わらない、自分の基本的なオーラの色は、自分自身を表している色と言えます。何色が自分のオーラのベースカラーか、気になりますね。
可視光線の7つの色は、すべてチャクラに対応しているため、自分のオーラのベースカラーを知りたい場合は、自分にとって強い・発達しているチャクラを考えると分かりやすいでしょう。
オーラの色を視るのも、チャクラの状態を視るのも、クレアボヤント(透視能力者)には可能です。現在のオーラとチャクラの状態を視るだけでなく、より深い、精神や魂の状態も視ることができるでしょう。
もしクレヤボヤントに視てもらう機会がない場合は、自分で視る練習をすることもできます。ただし、自分自身のことは、クレヤボヤントであっても視づらいものです。そういう場合は、「自分を色に例えると?」と、自分のイメージの色を友人などにインタビューしてみると良いでしょう。案外、オーラの色に近いことが多いのです。誰しも、肉眼や透視力として色を視ていなくても、「雰囲気」として、その人自身の色を感じているものです。
例えば、いつも物静かな人に「赤」のイメージを持つ人は少ないでしょう。リーダーシップがあり行動的な人に「青」のイメージも、持ちにくいでしょう。人から見た自分自身のイメージは、自分のオーラのベースカラーに近いはずです。
オーラを視るためには
誰しも、オーラを視る能力を持っています。ただし、生まれながらにそうした能力が開いている人以外は、訓練する必要があります。
オーラを視るためのコツや注意点をご紹介します。
訓練して視る場合は
オーラを視るために必要なのは、主に第三の目(第6チャクラ)の力です。第6チャクラは、肉体的には脳の中にある松果体と関連しています。松果体は、額からまっすぐ頭の後ろを結ぶ線と、両耳の少し上をむすぶ線の、ちょうど交差点あたりにあります。とても小さな器官ですが、この位置に意識を向けると良いのです。
ただし、訓練は適切な指導者の元で行うことが望まれます。五感を超えた能力を開くことなので、誤った形で開いてしまうと、日常生活に問題が出る場合があります。
また、オーラを視ようとする目的も大切です。自分を客観的に見るため、より高い精神的なことに気づくため、など、前向きな心構えで行う必要があります。他人をコントロールしたり、秘密を知りたいという個人的欲求から行うと、良くない方向に導かれることもあります。
直接指導者に習えない場合も、著名なクレアボヤントやヒーラー、スピリチュアルリーダーが、安全な形で能力を開発する方法を紹介した本もあるでしょう。自分にとって、もっとも「安全だ」と感じる方法で、取り組むと良いでしょう。
松果体を活性化させる方法
松果体を活性化させるのに良い最も簡単な方法は、「日光浴」です。日光は松果体を刺激し、肉体も健康にし、結果的に直観を冴えさせます。
逆に、スマートフォンやコンピューターのモニターなどに含まれるブルーライトは、松果体の働きを鈍らせます。デジタル機器を見る時間をなるべく減らし、ブルーライトカットのシートを使うなどの工夫をしましょう。日常的に日光浴をし、特に額を日光にさらすのは、オーラを視る訓練の前提で、とても大切です。
視覚以外で感じるオーラの色
自分の基本オーラを推測するために、友人にインタビューする方法をご紹介しました。誰しも、視覚ではっきり見えなくても、「イメージ」として人の個性をとらえているはずです。そして「色」は、波長であり、周波数です。波長も周波数も、固有のエネルギー、個性を持っているため、自分が感じる相手のイメージを、対応する色に置き換えて表現しやすいのです。
視力がある人なら誰でも、生まれた時から色に接してきており、特に国内など似た環境で育つと、色へのイメージも似てきます。
また、色は温度とも関係して感じられます。赤=熱い、青=冷たい、と感じがちで、その反対に感じる人はほとんどいないでしょう。人のイメージも、熱血漢な人、クールな人、その中間で柔軟な人など、温度感も感じるはずです。この温度感がそのまま、その人の持つオーラの色を表していることがあります。
好きな色からオーラを察する
自分の好きな色は自分の基本のオーラの色か?と考えてみると、その場合もあり、そうでない場合もあります。それは「好きな色」をどう扱うかによりそうです。
自分のオーラの色と同じ色、同系色の色は、自分と似ているので「違和感がない」はずです。そういう意味では、自分のオーラの色に近いはずなのです。
ただし、洋服など身につけたい色は、自分のオーラの色と反対の場合もあります。例えば、青や紫のオーラの人の場合、同じ寒色系の服を避ける場合もあります。持ち物に選ぶ色としては好きだけども、自分の身にまとってしまうと、寒色系の色が寒すぎると感じることも。
無意識的に、反対色に近い色を身にまとうことで、エネルギーのバランスをとっている場合もあります。
好きな色からオーラを推測するなら、洋服として着るのではなく、周囲に置きたい色と考えると、自分のオーラに近い可能性が高いでしょう。
オーラの色による相性ってある?
長期的に変わらないオーラのベースカラーによって、人との相性が変わってきます。また、オーラの色によって、人間関係にも特徴が出てくるでしょう。
同じオーラのベースカラーを持っている場合は、似たもの同士なので違和感がないでしょう。意識しなくても同調できる部分が多く、摩擦が起きにくいのです。血液型や星座が同じ場合と似ていますね。
ただし同じベースカラーや、同系色のベースカラーを持つ相性では、二人とも似た傾向があるため、その傾向がさらに強くなり、ダイナミックな関わり合いが少なくなりがちです。
青や藍色のオーラを持つ人同士では、知的な会話や増え精神的なつながりが強くなります。黄色やオレンジのオーラを持つ人同士では、お互いが相手に興味を持ち交流が盛んで、刺激を与え合うでしょう。緑のオーラを持つ人同士では、お互いがハートで接するため、相手を思いやり平和的な関係になるでしょう。
一方、異なる系色の色同士では、自分にないものを与え合う刺激になります。赤のオーラを持つ人と、青のオーラを持つ人の相性では、赤の人の行動力や情熱が青の人に刺激と生命力を与え、青の人の知性と冷静さが赤の人をクールダウンさせます。
オーラの色は、7つのチャクラに対応していますが、チャクラの位置によって、色ごとの対応もあります。
真ん中の第4チャクラを中心に、第1~第3チャクラまでは、第5~第7チャクラに対応します。第1~第3チャクラは物質的・肉体的な領域で、第5~第7チャクラは精神的な領域で対応しています。
・第1チャクラ(赤)と、 第5チャクラ(青):自分を中心性に据えている、生きる意欲(能動的)
・第2チャクラ(オレンジ)と、- 第6チャクラ(藍):豊かな感受性、交流・交信力(受動的)
・第3チャクラ(黄)と、 第7チャクラ(紫):意志が定まる、自己への認識が高まる(能動的)
チャクラの意味と色の対応から見ても、この組み合わせの色を持つオーラの相性は、お互いが高め合える可能性が高いでしょう。
赤のオーラの人は、青のオーラの人に根本的な生命力や情熱を与え、青のオーラの人は赤のオーラの人に、その情熱を世の中で生かしていく技術を示すでしょう。
オレンジのオーラの人は青のオーラの人に、個人的な愛情の豊かさを与え、青のオーラの人はオレンジのオーラの人に、個人の感情に左右されない客観的な視線を示すでしょう。
黄色のオーラの人は藍色のオーラの人に、自分の意志を大切にすることを教え、藍色のオーラの人は黄色のオーラの人に、自分の意志を超えて運命や天の意志にゆだねることを示すでしょう。
中間にある緑のオーラを持つ人が加わると、多くの人がいるグループでも、みんなが上手く関われるようになります。
まとめ
オーラは生きている人や動物すべてが持つ、生命エネルギーです。心や体、精神や魂の状態をそのまま写すものです。
オーラの色はささいな心の変化、身体の状態も現れますが、その人に固有の長く変わらないベースカラーもあります。自分を見つめるため、自己探求のためにも、自分のオーラのベースカラーを知るのはその助けになるでしょう。
長く変わらないベースカラーが変わってきたときは、変容のときです。一時的な変化のときである一方で、ベースカラーが変わってきた可能性もあります。友人・知人から「最近、雰囲気が変わったね」と頻繁に言われたら、そんな変化のときかもしれません。自分の好みや、普段の行動もどこか変わってきているかもしれません。
自分の変化がいち早く表れるオーラの状態と色に、意識を向けてみると、より良い人生、より幸せな自分を見つけていく近道になるかもしれませんね!そしてオーラを意識することで、パートナーのこともよく理解でき、お互いの関係をきっと有意義に発展させられるはずです!
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